更年期障害

勝俣さん(48歳・男性)は仕事熱心できちょうめんな性格。趣味も他人に自慢するようなものはなく、仕事一筋で生きてきたタイプ。ここのところ、何をしても楽しくなく、睡眠時間を十分にとっても疲労感がとれずにいた。夫婦の夜の営みもすっかり遠のき、不眠症状も出てきたので病院を訪れた。
 ベテラン看護師のいる総合案内で症状を訴えると「男性更年期外来」を受診することを勧められ、検査と時間をかけた問診により更年期障害と診断された。日常生活を見直しオン・オフの切り替えや心のバランスのセルフコントロールをする以外に効果的な治療法がないという。思いきって、たまっていた有給休暇をまとめてとり、若いころから興味のあった東南アジアの旅に出ることにした。
 男性にも女性と同じように更年期障害のあることが一般的に知られるようになったが、原因は男性ホルモン(テストステロン)の急激な減少にある。40代半ばから60代に働きすぎや過度のストレスが重なって起きると考えられている。主な症状は、仕事がつらく集中できない、やる気がしないなどの精神症状、疲労感や不眠、ほてりなどの身体的症状、性欲減退やED(勃起障害)などだ。
「更年期障害以外の病気でも同様の症状が出るので、血液検査などに加え問診で詳しくその患者の環境、背景、生活、家族、価値観などの“物語性”を分析することがポイントです。男性ホルモンの低下を防ぐ手だてはなく、保険外診療のホルモン補充療法はありますが、効果はそれほど高くないとされます」(医療ジャーナリストの西松空也氏)
 入院の必要はないため、医療費の自己負担は7250円で済む。

【更年期障害】(円)
◇医療項目/外来診療
◆初診料/2730
◆検査料/19320
◆画像診断料/2100
《小計/24150》
《自己負担/7250》
*協力・生命保険文化センター
| 希望


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