「清原待望論」チラチラ…オリ大石“監督のイス”

Aクラス入り目前のオリックス・大石監督だが、その基盤はもろい。02年から7人もの監督交代劇を承認している宮内オーナーの顔色をうかがいながら、今回も一部フロントが、京セラドームで引退セレモニー(10月1日)を行う清原の監督就任を願望していたという。

 毎年のように監督が交代してきたオリックス。02年の石毛(03年途中解任)からリー、伊原(現巨人コーチ)、仰木(故人)、中村(現球団本部長)、コリンズ(今年5月辞任表明)、そして大石監督。オリック本社の幹部は苦笑する。

 「グループのCEOとして宮内さんは沈着冷静で、企業の合併、吸収でも我々が驚くほど粘り強い。ところが、野球となると短気そのもので、結果を迅速に求めたがる。社内の7不思議のひとつですかねェ」

 球団幹部に“なぜこんなに弱いのか”と詰問するコトもしばしばで、昨年も序盤、低迷するチーム状況に“トレードはすべて失敗だし、フロントが悪い。刷新する”との指令を出し、幹部を震撼させている。

 大石監督もオーナーの“朝令暮改”に翻弄されてきた。当初、監督ではなく代行の肩書で「今シーズンはこのままでいってもらう」と暫定的なものだった。ところが7月戦線を17勝8敗1分で乗り切るや、8月2日、清原の1軍復帰会見と同時に1年半契約での監督昇格も発表された。

 身分保証を得た大石監督だが、“興行第一主義”の一部フロントは現在、Aクラス争いにあっても低迷が続く観客動員のカンフル剤に、と清原監督を視野に入れ、今後もオーナーの心変わりを待つ。

 「現在、クライマックスシリーズ(CS)進出が濃厚で、来季(に清原)という期待は消滅したとみていい。オーナーの経営理念のひとつは“いくら優れたセールスマンでも、マネジメントを経験していない者にはトップは任せられない”というもの。いくらスターでもいきなり監督はなく、修行を積む必要がある」と本社関係者。「ただし、君主は豹変するから(苦笑)」とも付け加える。

 ひとまず安泰の大石監督も基盤はいまだ脆い。来季以降のチーム作りをするには残る13試合を乗り切りCS挑戦が絶対条件になる。
| 希望


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