どこで起きてもおかしくない…恐怖蔓延、中国テロ混迷

中国南部の昆明で起きたバス爆破はウイグル独立派が犯行声明を出したが、いまだ実行犯が特定されず住民の不安が広がっている。当局は同派摘発に総力を挙げてきたにもかかわらず、ノーマークの昆明が狙われたことで「次はどこで起きてもおかしくない」との恐怖が蔓延しているという。昆明在住の日本人ライターがテロに揺れる街の今を語った。

 「以前は混雑していたバスは数えるほどしか客がおらず、街の中心では明らかに人が減った」。昆明在住のライター、山谷剛史氏(32)は街の現状をこう語る。

 52の民族が暮らす雲南省の中心都市・昆明は海外からの観光客も多く、聖火リレーの妨害をめぐって仏系スーパーへの不買デモも起きたが、当時のにぎわいは見る影もない。「バスの運転手は信号で止まるごとに不審物を探し、警察も頻繁に手荷物をチェック」するが、そもそも街の中心に出ようとする住民が減り、日本料理店の1つは客が半減したという。

 事件は21日朝に発生。バス2台が相次ぎ爆発し、2人が死亡、14人が負傷した。地元紙は「男が座席下に黒い袋を置いて下車した直後に爆発した」との目撃談を伝えるが、通勤客で混み合う時間帯にもかかわらず、目撃情報が少ないことが捜査を阻んでいる。

 「昆明市民にとっての生活路線が狙われたため『犯人は街に精通している』との憶測が出ている」とも。爆発前にバスに乗らないようにとのメールが複数の住民に送られたとの報道が混迷に拍車を掛けている。

 犯行声明を出した「トルキスタン・イスラム党」(TIP)は「五輪の重要地点を標的にする」「これまでにない戦術で中心都市を攻撃する」と警告したが、ウイグルとの馴染みも薄く、五輪の重要施設もない昆明が標的にされたことで「『今後どこでテロが起きてもおかしくない』との不安を呼んでいる」という。

 当局はウイグル独立派を最大の脅威に位置付け、「警備を盾にした不当な弾圧」との非難を無視。食品テロや外国選手の誘拐を企図したテロを摘発したとしてきたが、声明通り今回、TIPの犯行なら警備の限界を露呈したことになる。

 特に事態を深刻に受け止めているのが、五輪サッカー会場へのテロが計画されていたとされる上海だ。上海当局はこれまで1000人以上を逮捕してきたが、TIPは当局が個人的恨みによる犯行とした5月のバス爆破まで自らの犯行と宣言。上海当局はバス路線に1600台の監視カメラを設置し、テロの通報に報奨金50万元(780万円)を出す強化策に出た。

 ウイグル独立派は1990年代以降、車両を使った爆弾テロを次々と起こし、2000年には朱鎔基首相(当時)が訪問中のウルムチで240人が死傷する爆破テロを敢行している。

 「すべてのバス路線を監視するのは限界がある」(治安筋)といい、昆明では6月の聖火リレーで敷かれた厳重な警備が緩んだすきを狙われた。五輪会場は北京や上海だけでなく、天津や青島、瀋陽にも点在する。治安当局は「いつどこで起きるか」読めないテロに対し受け身の警備体制を強いられている。


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