科学的にわかった!ヨガの健康パワー!

ヨガは健康的なイメージが強い。仕事帰りにヨガスタジオで汗を流すサラリーマンも珍しくはないが、ヨガにどんな効果があるか理解している人は少ないだろう。
 実は最近、ヨガの健康パワーが続々と科学的に解明されているのだ。医師でヨガ歴18年の富山県国際伝統医学センターの上馬塲和夫次長に聞いた。
「世界的にヨガ研究が盛んになったのは、1998年に米国で補完代替医療センターが設立されたことがきっかけです。これにより、代替医療のひとつであるヨガが科学的に研究されるようになって、本場のインドをも巻き込んで、研究が発展していったのです」
 その過程で解明されたヨガの健康パワーは、幅広い。その一端を紹介すると、まずは片頭痛だ。
 72人の片頭痛患者を、ヨガをやるグループと、そうでないグループに分けて、3カ月間追跡調査。ヨガグループは1週間に5日、1日1時間のヨガをやった。その結果、ヨガグループは痛みが小さくなり、片頭痛の頻度が少なくなったという。
 次は、眼精疲労だ。コンピューター使用者290人を、ヨガグループと、ヨガの代わりにレクリエーションをやるグループに分けた。ヨガグループは1週間に5日、1日1時間ヨガをやった。2カ月後に2つのグループを比較した結果、ヨガグループは有意に眼精疲労の度合いが減っていた。
「ほかにも過敏性腸症候群やぜんそく、ストレスや不安、うつなどの精神疾患に対する効果が証明されています。いずれの研究も、ヨガをやるグループとそうではないグループに分けて、その効果の差を統計的にきちんと調べているので、科学的に精度が高い」
 ヨガが、これほど多くの病気に効果を発揮するのはなぜなのか?
「理由は2つあります。ひとつは自律神経が鍛えられること。ヨガの動きは緊張と弛緩(しかん)を繰り返すので自律神経への働きかけが強い。それで乱れた自律神経が調節され、片頭痛や過敏性腸症候群など自律神経系疾患に効くのです。もうひとつは、考え方が前向きになる点。たとえば、手元の100円を“100円しかない”と思うか、“100円もある”と思うか。ヨガを続けると、後者に変わってくる。それで持病のとらえ方が変わり、精神疾患が改善するのです」
 これだけの効果を得るには、どうやってヨガをやればいいのか?
「ここに紹介した研究は最低2〜3カ月の期間で行っていますから、それが基本です。薬ではないので、一朝一夕の効果は期待できません。ホットヨガと常温のヨガについては、温かい方がより血液循環がよくなって代謝能力が改善されるほか、免疫力の改善も期待できます。どちらかというと、ホットヨガがより効果的です」
 ひとつ試してみようじゃないか。
| 希望


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